眼科医師
会長 吉住 真

●会長挨拶

​本会はバリアフリーデザインを調査研究、実践し、社会貢献するために1992年(平成4年)4月に設立されました。「人が安心して安全に暮らせる社会づくり」を目指し、「老若男女、障害者など、あらゆる立場の人々が、地域社会で 普通に共生できる世の中にする」ノーマリゼーションの捉え方の主旨で提案、啓発、広報を含め活動してきました。これまでは、特に社会的弱者と言われる方々の視点で、お互いの違いを認めたり、理解することで、全ての人がより良い環境や暮らしが実現できるとの思いで、別記のように多彩な事業を行ってきましたが、社会全体としては まだまだバリアフリーの意識が浸透している状況ではありません。一時は世情も盛り上がり、法律や条例も出来、知識は一応、頭の片隅に残りました。しかし、実践する段階になると形式を守るだけで内容が伴わない事例が沢山見られます。本会が存在し、目を光らせる意義は十分にあります。次世代のためにも、この会が存在し、維持運営の為には建築、介護、医療、福祉、教育、環境など、様々の専門家のネットワーク作りや一般の方々も含め、意見や手助けが必要です。興味のある方、社会貢献をしたい方、どうぞご入会ください。